架け干し米、美味しいですよ②
(…つづき)
ざっくり言いますと、まず手順としては、バインダーという機械で稲刈りを行います。そうして刈った稲は1束ごとに束ねられていて、それを竹などで田んぼに骨組みした竿に手で1束ずつ架けていきます。刈られた稲を拾い、竿の近くに集め、ひたすら架けていきます。田んぼの規模にもよりますが1日、2日では到底終わりません。
天候が悪く地面が乾ききっていない時の作業など、ぬかるむわ、稲は水分を吸って重いわの苦行です(笑)※個人の感想です
架け終わっても自然乾燥を待つ間、風雨で倒れないかヒヤヒヤします。(もちろん倒れたらやり直しです)
待つこと2~3週間後、すっかり水分の抜けた稲は軽くなっています。「しの」と呼ばれる作業で、それを今度は竿から外し、脱穀しモミの状態へ。(※農作業の呼び名は地域で違うこともあるので悪しからず。)
このようにして太陽の光、自然の風により乾燥させた米は、逆さに吊るしていたことで稲全体の旨みも実に集まっていくのだとか?!
機械も発達していなかった頃は、それこそ一家親族総出の大仕事だったと思いますね~。
手間ひまかけた昔ながらのやり方で出来たお米をぜひ一度、お試し下さい。