地震発生からの記録②
2日目、17日(日)は12時頃の開店となりました。停電で冷蔵庫も使えない為、日配品など傷んだ可能性のある物は全て処分しました。工事用ライトも前日より大きめのものを入れることができ、明るさは若干ですが確保できました。とはいえ店内の外周通路、バックヤードは暗く、レジも2台のままです。ですが、やはりお客様は食べる物や生活用品を求めていらっしゃいます。前日からレトルト食品、電池、ガスボンベ、トイレットペーパー、紙おむつ、懐中電灯などがまたたく間に空になっていきます。お取引先様の工場も被災され、物流も滞り、すっかり空になった棚に商品を補充すること自体が難しい状態が続きました。
そこでフレインの他店舗からも従業員が自店から商品を運んだり、応援に駆けつけたり、商品部も一丸となり各メーカーさんまで車を直接走らせ、可能な限り商品を高森店に搬入しました。「地域の皆様の食を守ること」この思いは一緒です。
「ここが開いていて良かった。」というお声をたくさん頂きました。少しでもお役に立てて良かった、と逆に力を頂くような気持ちになりました。
自らも被災しているなかで「地域の為に」と開店に奔走した従業員の皆さん、いつもフレインを支えて下さる地域の皆様のおかれている厳しい現状を受け、少しでも栄養のあるものを、温かいものを召し上がって頂きたいとの想いで、社長は高森店店頭での炊き出しを決めたのでした。